結婚とその因果関係


今日は因縁の恐ろしさについて書きたいと思います。



例えば、Aさんがおります。



このAさんの祖母Cさんは酒乱の夫と結婚していました。



酒乱の夫との結婚生活は、当然幸福なものとはいえませんでした。



その結婚生活をイヤというほど思い知らされた筈の娘のBさん(Aさんの母親)もまた酒乱の夫と結婚してしまいました。



Aさんは祖母Cと母親Bが酒乱の夫と過ごす結婚生活の大変さを充分知っていましたから

「私は絶対に酒乱の男とは結婚しない!」と思っていたのですが、

なぜかAさんまでもが酒乱の男と結婚してしまいました。




何だか嘘みたいな話ですが、これは実際によくある話なのです。



では何故このような事が起こってしまったのでしょうか?



霊視をして原因を探ってみると、最初に酒乱の夫と結婚してしまった祖母Cの実家に原因があったのです。




この祖母Cの実家には、お酒好きの方がおりました。


その人はある問題を抱えて苦悩していたのですが、その事を家族に理解してもらえず、

ついお酒に溺れ酒乱になって亡くなっていたのです。



その酒乱の方は、亡くなった後もその無念さを伝えたいがために、親子三代に渡って伝えようとしていたわけです。




たとえば、私たち霊能者が霊視の内容を伝えたとしても

「私の家は、しっかりと年回忌供養をしていますし、一年に6回もお墓参りに行っているのだから、

成仏できていないご先祖様がいるわけがありません!」と言われてしまえばそれまでです。



Aさんに私たちの話を理解してもらえない限り、

【酒乱の繋がり】は永遠に繰り返す事になってしまうのですから、

因縁というか霊障というものは恐ろしいものです。



少なくても現在まで【酒乱の繋がり】が続いて来た事実を考えると、

Aさんたちが行なって来た供養というものが本当の供養になっていたのか疑問に思えて来ます。



もしも、酒乱の方の心を癒す供養が出来ていたとしたならば、

このような【酒乱の繋がり】は起こらなかったと思います。




つまり、Aさんたちが行って来た先祖供養は【自分本位の供養】であって、

亡くなられた方が望んでいた供養ではなかったというわけです。




本当の供養というのは、相手が望む事をしてあげる事が大切なのです。



理解して頂けたでしょうか?




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